…先日に書いた記事で、現在試している海外サーバのDreamHostとSharkSpaceの、FTP速度が遅い遅いと嘆いていました。が、あれはファイル数が738、フォルダ数が84もあるWordPressのコア・フォルダ(ja.wordpress.orgからダウンロードして解凍したもの)です。きちんとした速度はやはりまず単体のファイルで計測すべきだろう、と言うことで、やってみました。
アップロードの速度計測の為にアップしたファイルはRAWファイル(.PEF)で、サイズは14,903,491バイト。使用したFTPソフトはWinSCPです。それぞれのサーバで、外部公開フォルダのルートにファイルをアップロード。そしてアップロードしたファイルをローカルにダウンロード。この2つの速度を測りました。今回はそれぞれ1回ずつです。ちなみに、我が家の通信環境はフレッツ光です。
結果はこの表の通り、ぶっちぎりでさくらインターネット。SharkSpaceとDreamHostでは、アップロード速度に差はほとんどありませんが、ダウンロード速度ではDreamHostの方が約3倍速いです。ただし、SharkSpaceのダウンロード速度はFTPがSFTPに負けているので、たまたまだった可能性が無いとは言い切れません。
ともかくこれで、国内サーバには当然勝てないにしろ、海外サーバでもそれほど遅い訳ではないのがわかりました。やはりWordPressのコア・フォルダのように大量のファイル及びフォルダを一度にアップロードするのがよくないんですね。よくない、と言うか、それだけサーバに大きな負荷をかけることになる、と言うことでしょうか。
ただ、アップロードはともかく、ダウンロード=バックアップ、だけは定期的にやっておきたいので、FTPソフトを使わないで行う手を検討した方がよいかも。
ちなみに…
もしかして先日檄遅だったのは、週末だったから?米国では感謝祭の連休だったから?とも思い、もう一度「WordPressのコア・フォルダを一度にアップロード」を試みました。
結果はものの見事に返り討ちにあいました。速度は先日でていたのと全く同じです。そして例の如く途中でエラー。残念。
2009年12月2日 at 08:05
比較、検討、お疲れ様です。
FTPの速度ですが、一般に海外サーバーでは転送速度の制限が付けてあるのが通常です。ですから、速度はこの程度です。
共有サーバーはWEBサーバーとして貸し出しているわけです。もし、FTPなど裏方の仕事にCPUや転送帯を食われ、肝心のWEBホスティングが遅くなっては、意味がないからでしょう。来年の2月に、私はさくらを解約しますが、この点では、サーバーの運営方法を考えた方が良いような気がします。
ちなみに、インストールファイルですが、圧縮されたまま転送し、サーバー側で解凍できますよ。ファイルマネージャーで操作できます。もし、お望みならSSHでシェルログインし、コマンドで行うこともできるはずです。
逆にバックアップを取る際も、圧縮をかけてダウンロードしたほうが、断然早いです。cPanelから自分のホームディレクトリー下を全部圧縮し、ダウンロードすることもできますよ。(この場合、データベース部分は含まれないことに注意してください)
ちなみにSharkSpaceは毎日1回バックアップを取ってくれており、7日分保存されています。