もう1ヶ月も前の事なんですけど、東京・上野の東京芸術大学大学美術館で開かれていた「金刀比羅宮 書院の美-応挙、若冲、岸岱-」へ行ってきました。素晴らしかったんですが、同時開催されていた「東京藝術大学創立120周年企画 芸大コレクション展 歌川広重《名所江戸百景》のすべて」も良かった。ただ、僕は東京へ来てまだ1年も経っていないので、版画を見て「大体あのあたりかなー」なんて思いながらみていました。
そしたら、出口のところにうってつけの展示があるじゃないですか!展示、と言うか、さりげなくおかれていたPCです。画面にはGoogleMapsが表示されていて、 《名所江戸百景》の版画写真と共に全て地図上にプロットされていました。
年配の方の多くは素通りされてましたが、やっぱり若いカップルとかは足を止めてましたね。「おお~、GoogleMaps!」みたいなのりで。
この「歌川広重《名所江戸百景》マップ」、ネット上にアップされていますので、興味のある方はぜひ。
なお、両方共に9月で閉幕しています。「金刀比羅宮 書院の美」展は現在、金刀比羅宮現地(香川県)で開催されていて、その後三重県、フランス、へ行くそうです。
*追記:歌川広重はこんな人。
2007年10月14日 at 19:17
広重の絵いいね。しばしあちこちクリックして眺めちゃいました。
2007年10月15日 at 00:29
いいですよね。でも実は、初め名前を聞いただけでは「?」でしたが、「東海道五十三次」を描いた人と知り、「あ~、あの人!」(笑)
人物を描いた浮世絵よりも、こういう風景を切り取った版画の方が僕は好きです。特に江戸百景だと、現代の風景と比較してみれるし。
こうしてみると、江戸城の東側、川沿いが多いですね。