今月読み終わった本は計7冊。ただし内2冊は雑誌。
今月抜群に面白かったのは「のぼうの城」。豊臣秀吉の小田原攻めの際に、小田原城の支城である忍城で行われた攻防戦を書いた歴史小説。とくに半分を過ぎたあたりからが面白く、一気に読んだ。面白さのピークがずーっと続く感じ。歴史・時代小説にはあまり無いスピード感を感じた。(どこまでが史実なのかはともかくとして、)登場人物も非常に魅力的に書かれている。オススメ。忍びの国も読んでみようと思う。
ちなみにこの本は2007年に発売され、去年の年末の会社近くの古本屋で購入。ハードカバーのサイズですが、カバー自体は硬くないので、電車通勤中でも読みやすかった。
ためになったのは「レバレッジ人脈術」。人脈術という言葉がなんかいやらしく感じるんだけど、内容は全然そんな事ない。「ビジネスでの」人脈術なんだろうけど、僕的にはコミュニティとか、友人のその友人とか、どちらかと言うと「ビジネス外での」にも参考になるかと。とくに第5章の「会」に関しては、なかなか考え付かなかった事が書いてあった。正しいというわけではないだろうけど、やっぱり参考になる。ちなみにこの本はブックオフで購入。
磐音の最新刊は面白いんだけど、さすがにちょっとマンネリ化してきたような気がする…
「妻はくノ一」は最近読み始めたシリーズ。
一番がっかりだったのが「吉原手引草」。このスタイルが僕はなじめなかった。というか、皆あまりにもべらべら喋るので、ちょっとミステリーとしては変な感じ。肝心の「謎」の部分も、どんでん返しがあるわけでもなく、「なぁ~んだ」というのが正直な感想。