「Pentax K-3発売前タッチ&トライブロガーミーティング」という、リコーイメージングのイベントに参加してきました。10月の体感&トークライブには行けなかったのでK-3を見る・触るのは今日(11月1日)が初めてでした。イベントの内容はリコーイメージングさんからのプレゼンとタッチ&トライ。当初は1時間ずつの予定だったそうですが、プレゼンが押しに押して「衝撃の30分押し」w
- やはり一番気になるK-3の改良点はAF性能。特に暗闇と動体。タッチ&トライでも聞いてみたけど、相当良くなっているよう。関連する設定項目が増えており、ベストな設定は探す必要があるかと思う。
- リコーのGX、GXRから取り入れた機能がいくつかあったこと。マルチパターンオートAWB、インターバル合成、など。
- 一眼レフカメラは他の工業製品と違って使用中に操作部が全く見えない。全く見えなくても使用できるようにデザインしなければダメ。もちろん見た目も大事。
- K-3のデザインはK-7から細かなところで沢山変更点がある。しかし一見変わったように見えない。これが大事。
- シャッターが軽く
イベントとしては、K-7とK-5のデザインを担当したデザイナーの浜村さんの話が聞けてとても良かったと思いました。あまり無いですよねぇ?デザイナーさんの話を聞けるのは。
K-3本体とレンズキットをモニターとしてお借りできたので、実際にフィールドで撮った写真を後日アップしていきます。
以降、下記は当日メモしたプレゼンの内容と写真です。ほぼ取っ手だし&写真多めなので読みづらい、読んでも分からないかもしれませんが、記録用に載せておきます。
リコーイメージング:マツウラさん
アンバサダープログラム。
* 物作りを生業としている。皆様と一緒に議論できる場を活用。要望聞きたい。次回の開発や企画にいかしたい。
* 単純にスペックを書いて、出すだけではない。市場に出た後のコミュニケーションを重要視したい。
* commitment 。いままでやってきたが、これからもっとつながりたい。地道に活動を続けて、共感を根ざした。
リコーイメージング:広報:カワウチさん
リコーイメージングとは
旭光学(=ペンタックス)
- フィルムのサイズ関係なしに一眼レフが多いの特徴的
- クイックリターンミラーは「世界のため」と後にオープン特許とした。日本メーカーが世界席巻できたひとつの要因。
- 特徴その2。世界初が多い。
- 特徴その3。小型が多い。
- istD発表の日、Pentaxの株価がストップ高になった。今ではカメラではありえない。
リコー
- カメラの販売はリコーの方が古い。
- カメラの種類は多岐に。ハーフサイズや二眼レフ(リコーフレックス)。おもしろいカメラなど。
- XR-1/XR-2はKマウント!当時から両者は友好関係にあって、リコーはKを採用。当時は他社のマウントを使うのはありえなかったので非常に話題になった。
- FF9sD 一日で完売
K-3の特徴
- 自身をもっておすすめしたい。
高画質
- 新型CMOS+ローパスセレクター。ローパスセレクター。通常はオンかオフ。これは選べる。ShakeReductionを使っている。今までは光学補正、アストロレーサーに使っていた。
- しかし、2つを同時にできない >> 手ぶれ補正専用のサーボコントローラを搭載して、両方同時にできるようにした。モーター?コイル?もより強力にしたので手ぶれ補正効果もアップ。他社のカメラは手ぶれ補正対応レンズのラインアップが28本が最高。これよりもPentaxは多い。レンズ選ばない。
- 測光センサー。新しくマルチパターンAUTOが入った=Mix光源の時に光りが当たっている領域ごとに変える。これはRicohのGR、GXRに入ってた機能。
向上したAF
- これまでペンタックスが弱い弱いといわれた箇所。
- AFがカメラの作りとおなじくまじめ。自信がないときは止めない。ちゃんとピンとがあったと信号がでないとぴぴっと言わない。ぶっちゃけフライングな会社がある。ペンタックスは合うまでがんばる。最近は2回あわなかったらやめる。今回は自信をもって進める。
- 暗い電灯に、満月がでている暗さ。
連写性能
フィールドカメラとしての信頼性
- 南極で最後まで動いたのがPentaxのカメラ
- マグネシウム。これまでは頭と前と底のみだった。増えた
- 背面液晶。これまでは4:3。紺藍は大きくなって3:2になった。これで写真のアスペクトと同じになぅった。これまでは黒い帯。これで全体に表示されるように。
高品位ファインダー
- 電源入ってなくてもファインダーのぞきたいですよね?w
- 新コートで反射率アップ。なるべく焦点板の凹凸を減らすことで明るくできる。でもそれをやりすぎるとピントがつかみづらくなる。なので違う方法で明るくした。
スマホ連携機能
- いまよくあるのは画像転送だけ。これはつないだときはFLUCARDの中を見に行ってるだけ。専用のアプリいらない。ブラウザ使う。シャッタースピード変える、切るなどもできる。通信は電気をとても使うので、選んで送る方がいいんじゃないか。
- 4Kインターバル画像=超高画質のパラパラ漫画。動画だとできないことができる。HDRをかけた画像の動画とか。問題=どう楽しむか?HDMIしかないので、対応した画面でみて。
HDR
- RAW3枚をセットにで保存される。他社はただ3枚保存され、自分でやらなきゃいけない。
- インターバル合成=GRの機能を入れてきた。
伝わりにくいけど伝えたい開発者のこだわり小ネタ
- 解除レバー。あまりにもアナログな切り替え四季
- 背面十時キーの8方向。出っ張っているところ同士を押すと斜め入力になる。
- 再生画像の等倍表示がきちんとできるようになった。x8.3とか。
デザイナー:浜村さん
Pentax K-3のデザイン
- QならばAsukaしかないよね、的な。
- K-7はまさにフォーラムが今ある場所で開発してた
- K-7は担当。K-5は違う。K-3で再び。K-7で満足だったが時間たてばやはり改善点がでてくる
一眼レフカメラのデザイン。
- コンデジと蹴って適に違うのは、使用中には操作部が全く見えない。これが他の工業製品と決定的に違う。全く操作部が見えなくても使いやすくなくてはならない。見た目も使い勝手も重要。車とかTVとかではそうならない
K-3のデザイン
- 一見変わってないように見える。これが大事。
例えばリコーのGRもそう。GR1も個人的に買った。変わらないように見えるけど実は必要箇所は変わっている。
- K-3になるまえに軍幹部をひっこめたがまた出さざるをえない? >> 解決1プリズムの形に沿って。マグネシウムの形成は金属だけどもプラスチックに近く、金型がカクカクしてると、金型に負担がかかる。なのでちょっと丸みがあることになった。K-7では妥協したが、今回は2日目なのでよりシャープにチャレンジ。マグネシウムの特徴として、金型が劣化していく、なので目立ちやすくなるシルバーは先に作る=初回生産台数限定になる。
- 他社の高さだと縦にSDが入って、簡単なのに。 >> 解決:モデリング。最近はやりの小さい3次元プリンタはデザインの確認をするには能力不足。できあがったものに粘土をつけつつ直す。一回色つけて、けずったりする >> 色がはげる。
- ボタンを斜めにしたい。。。アンケートではLVはやっぱり触っちゃうよ、と。斜めに対応した為に、いろんなボタンが引っ越ししてる。
細かすぎて伝わらないこだわりポイント(抜粋)
- ON/OFFレバーのでっぱり・ひっかかり。痛い、と言う人もいまして。形を変更時計のリューズを想像して。
露出方正とISOのボタンは横に移動するだけなんだけど、シャッターボタンに指を置いた時には実は斜め。
いろんな
2.普通はまっすぐにするところをグリップしやすく。