言語選択の表示に国旗は使うな(パート1)

ブログなどでもよく国旗を言語選択の表示に使うとをよく見かけます。しかしこれは「Authoring Techniques for XHTML & HTML Internationalization: Specifying the language of content 1.0」: Technique 16: Don’t use flags to indicate languages でも書かれている通り、良い方法では有りません。理由は Technique 16 のディスカッションに書かれている説明が非常にわかりやすいです。

Flags represent countries, not languages. There are many countries that use the same language, and numerous countries that have more than one official language.

(国旗は国を表す旗であり、言語を表す物ではない。同じ言語を使用する国は数多く有り、また1つ以上の言語を公用語として定めている国も数多くある。)

例えば英語。これはよく英国のユニオン・ジャック、アメリカの星条旗、もしくはこの2つを半分で割って足したような旗で表されることが多いが、英語が公用語の国はほかにたくさんある。日本に近いところで、まず頭に思い浮かぶのはオーストラリアとニュージーランドだと思うけど、アジア、オセアニア、さらにアフリカ、中南米・カリブ海、と世界中に広がっていて1つ1つ国名を上げていくときりがない。

フランス語も、アフリカ諸国を中心として公用語に指定されているし、スペイン語、ポルトガル語なんかもそう(南米、中南米・カリブ海に多い)。すべてこれらの国々の植民地支配の影響ですね。

1つ以上の言語を公用語として定めている国もまた沢山あります。例えば、英国でもウェールズはウェールズ語も公用語です。その為、ウェールズでは道路標識がすべてウェールズ語と英語で書かれてあります。何かしらの公式文書も両方で書く必要があるとも聞きました。

南アフリカなんかは公用語が11もあります。中国は公用語が中国語だと思うんですが、北京語とか広東語とか言うように分けられています。

(ちなみに、厳密に言うと公用語、国語、共通語、それぞれ意味がが違うのですがここではその辺は省略します)

ちょっと長くなりましたが、このように国旗=言語では無いため、ウェブ上で言語選択の表示に国旗は使うべきではない、というのは実は以前から言われている事なのです。

とは言うものの、国旗が一番認識されやすいのでは?、との見方もあるのも事実です。

ではどのようにするのが一番よいのか?

・・・

(長くなってきたので、2つの記事に分けます。パート2へ続く

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