2009年10月に読了した本は6冊でした。10月は出張へ行ったので、読んだ冊数が多いです(笑)。たしか、アレクサンダーと、阪神と、海戦と、勝間本を持って行ったと記憶してます。9月とは違い、ミステリから時代小説、写真、スポーツ、ネット、とバラエティーにとんだ内容です(笑)。
まずは、なぜ阪神は勝てないのか? また岡田さん本だしたん~、なんて思ってましたが、とても面白い内容でした。中身は岡田と江夏の対談形式になっています。ちなみにこの本がでた直後に阪神の調子が上がったのは絶妙なタイミングだった(笑)。この本、阪神ファンよりは、野球ファンに読んでもらいたい一冊です。阪神の本、ではなく、阪神タイガースという、近年成功してはいるもののやはりどこか「???」な事をする球団を題材とした、監督はどうあるべきか、コーチは、スタッフは、ベンチは、球団事務所やフロントの事、編成部の事、などなどに関しての岡田、江夏、両氏の意見交換対談記録、として読むと面白いと思います。阪神ファンとしては、裏話がでてたり(オマリーの件とか)、「とあるコーチが。。。」ってそんなんすぐ分かるやん!と突っこみたくなる話がちらほらでてくるのは必読かも。
アレクサンダーの暗号は、ありそうでなかったミステリの題材が面白く、新鮮。舞台はエジプトですが、エジプトというとファラオとか、ピラミッドとかを連想してしまいますが、この本のミステリーで扱っているのはアレクサンダー大王の棺です。エジプト+アレクサンダー大王、とくれば栄華を極めた都市アレクサンドリア、なのですが、さてさて。
横木安良夫流スナップショットは、マップカメラのサイトのブログ(?)で見つけた一冊。肖像権の問題から、横木流のスナップ撮影術、写真の歴史まで詰まった良書だと思います。掲載された写真もすきです。特に、表紙、pp5、14、18-19、54、119上下、134上、135146上147上、151。それから、ガツンとやられた、心に残った文が2カ所
現代はかつてと違い写真を撮られる行為に「負の意味」がある。それは愛する人に、突然、指ピストル向けられ、ズドンってやられても「愛の表現」になるが、しらない人にやられれば「不快」に感じ、憎悪さえ生まれるのとオン同じだ。
カメラは見えない光で人間を射抜く武器でもあるのだ。—横木安良夫流スナップショット p65
写真を撮ることは、世界と向き合うことだ。世界と向き合うことで、トラブルも起き、共感もあるだろう。自分の目で見て、自分の体で感じる。そして自分の意志でシャッターを切る。自分で写真を選び、撮った写真を自分の意志で他人に見せる。最後に責任も、楽しみたい!
—横木安良夫流スナップショット p185
海戦は、毎巻楽しく読んでいる交代寄合伊那衆異聞シリーズの最新巻。
目立つ力とツイッター本はどちらもウェブ関係。目立つ力は、勝間本はもういいかな、と思っていたけど、なかなか面白かった。ブログをやったことが無い人に向けて書いていると思われますが、書いている人でも参考になる。ツイッター本はもう今更なにも言うことはありませんね。ツイッターをここ2ヶ月使用していた方は確実にその名をみかけたであろう本です。