2009年6月に読了した本

2009年6月に読了した本・雑誌は6冊。内訳は1冊が雑誌で残りは本。本5冊のうち2冊は文庫本で両方とも小説。残りの3冊は新書。

この中で一番面白かった、と言うよりは実用的で、実践してみようかと思ったのは樋口裕一氏の「読ませるブログ」。僕は(特に日本語の)文章を書くのが下手なので、こういう内容の本はいつも興味がわきます。とはいえ、この手の本のほとんどが作文や小論文の書き方を指南している。しかし、この「読ませるブログ」は「ブログを書く」向けに書かれているので、実践してみようという気になる。これからブログを始めようと思っている人や、興味があるけど躊躇している人向けの内容も有るけど、もうブログを書いている人にも参考になるところは有ると思う。

#とはいえ実はまだ僕は実践してなくて、さらに片付け中なので本が取り出せる所にないですけど…

以前CSSNITEで隣同士の席で、話した事がある人も「書き始めるんだけど、イマイチ文章が上手にまとまらなくて、どうしても完璧書きたいと思って、結局未公開に終わってしまう」って言ってました。書き方で悩んでいる人が意外に多いのかもしれません。実際に実践してみようと思うティップスが見つかるかどうかは人次第だと思いますが、ブロガーであれば一読してみる価値があるんじゃないかと思います。

次に面白かったのは伊勢崎賢治氏の「武装解除―紛争屋が見た世界」。現地での紛争処理や武装解除を行ってきた日本人はまだ少ないので、こういう体験談は貴重だと思います。武装解除の現場の話も興味深いのですが、どのような経緯でそういう仕事をしたのか、そちらの方が面白いと思いました。紛争をなくそうとか、世界を平和にしようとか、貧しい人々を助けようとか。国際開発や国際平和とかの分野にはそういう意志があってこそ、だと思っていたのですが、伊勢崎氏はそうではなくて、元は建築学科出身。なぜその様な人がアフガンやシエラレオネ、東ティモールと行った紛争地の最前線に行かれるようになったのか。

コンサルタントの「現場力」は、仕事がらみで。僕にとってはまだまだ先の話ですが。

水の城は先月読了したのぼうの城と同じ題材を、別の時代小説家が書いた本。大筋は一緒ですが、微妙に違います。キャラクターの書かれ方とか、オリジナルのキャラクター。この手の歴史小説を読むと全てが実話かと思ってしまいますが、そのほとんどが作り話です。推測とか、文献からイメージをふくらませたとか。そういう場面や登場人物が多い。のぼうの城を読まれた方は是非。僕的には、のぼうの城の方がどこか躍動感があり、激しさが伝わってくるような書かれ方だと感じました。

火天の城は、ミッドタウン地下の本屋さんTSUTAYAで目にとまり、衝動買いした本。安土城を建てた大工達を主人公として書かれた本です。店頭では安土城のミステリっぽい感じのPOPが貼られていたのですが、ミステリさはあまり無し。安土城に関する何か新説でもあるのかとおもいましたが、それも無し。でもやはり歴史小説の題材としては非常に新鮮で、面白かったです。歴史好きな人よりも、大工さんに是非読んでみてもらいたい(笑)

読ませるブログ (ベスト新書 224)
樋口 裕一
ベストセラーズ ( 2009-04-09 )
ISBN: 9784584122242
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武装解除  -紛争屋が見た世界
伊勢崎 賢治
講談社 ( 2004-12-18 )
ISBN: 9784061497672
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火天の城
山本 兼一
文藝春秋 ( 2007-06 )
ISBN: 9784167735012
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