犬山へ小旅行(その2)

前回は有楽苑までを書きましたが、今回はこの小旅行の一番の目的「犬山城」です。

日本には国宝に指定されている城が4カ所あります。姫路城、松本城、彦根城、そしてこの犬山城です。また、日本全国にある天守閣の中で、12しかない現存天守の内の1つであり、日本最古の天守閣の1つです(日本最古の座を丸岡城と争ってる)。一般的には知名度が低い城かもしれませんが、文化遺産的に非常に貴重で価値のある城なのです。ちなみに、犬山城は木曽川沿いに築かれていて、別名「白帝城」と言われています。

有楽苑から地図を片手に歩いてくると、「ここにお城への入り口があるはずやのになぁ~」と思うところで2つの神社、針綱神社と三光稲荷神社、に出くわします。一瞬「あれっ?」と戸惑ってしまいましたが、お城への近道なる看板を発見。でも僕は近道をせずに正門から入りたかったので、神社は参拝だけ。

三光稲荷神社@犬山
三光稲荷神社@犬山

そしてやっぱり神社の横にありました。これが犬山城への現在の入り口です。ちなみに、このすぐ横には観光案内所もありました。

犬山城への入り口
犬山城への入り口

城の本丸は小高い山の上にあるので、こんな感じで5分くらい登ります。ちなみに先ほど通った神社からの近道は、この道へのショートカットでした。

犬山城本丸への道
犬山城本丸への道

本丸門が見えてきました。この門は現存ではなく、後で復元された建物のようです。

犬山城本丸門(復元?)
犬山城本丸門(復元?)

門をくぐるとそこは本丸。天守が見えます。

犬山城 - 本丸門から
犬山城 - 本丸門から

ここでいったん休憩。茶店の休憩スペースで水分を補給してから、さぁ天主へ。

天主内部です。少なめですが、資料などが展示されています。

犬山城の内部
犬山城の内部

分かりますかね~。非常に急な木造の会談。これぞ日本の古い建築物!って感じがします。以前勤めていた会社のパートさんが、日本の歴史を体感させたくてお城に連れて行ったんだけど、急な木造階段どころか、天主がコンクリートだったと嘆いていたのを思い出しました。もしかしたら小さいお子さん(小学生低学年くらいかな)を連れてくるのに良いのかもしれませんね。実際僕が行ったときも、この板張りの広い内回廊を走り回ってました。

犬山城内部の急な階段
犬山城内部の急な階段

天主には破風と言う造形が特徴的でもありますが、犬山城には千鳥破風の他に、後付された唐破風があり、これが出窓になっています。つまり、破風の内側に小部屋が作られているんですが、犬山城をそれを見られるだけじゃなくて、入られるんです。そのおかげで、内側からみた破風の作りがじっくり見られる!

犬山城 - 唐破風の外側と内側
犬山城 - 唐破風の外側と内側

唐破風は屋根がカーブを描いていて、内側はどうなってんだろうと思ってましたが、こうなってるんですね。

破風部屋(はふべや) 破風の小屋裏部屋のことで、出窓の役目をもっている。時代が下がると、部屋は造られなくなる。天守だけではなく大型・小型の櫓にも造られるが、多くはない。

Wikipediaによるとこう言うことだそうなので、やはりこれも犬山城のすばらしいところの1つかと。

最上階にやってきました。ここには外回廊、つまり今で言うベランダ、がぐる~っと一回りしています。こんな感じです↓。手すりが結構低いです。床板もちょっと外側へ傾いてます。そして幅もそんなに広くない。さらに安全対策のネットや、手すりに「注意!」などと言った注意書きもありません。警備員さんが一人立っているだけ…僕はちょっとだけ怖かったです(汗)

犬山城天守最上階の外廻縁
犬山城天守最上階の外廻縁

もちろん子供たちも。手すりを乗り越えられそうです。ほんまに大丈夫かいな。

犬山城天守外廻縁の高欄と子供
犬山城天守外廻縁の高欄と子供

でもそのおかげで絶景です!

犬山城天守外廻縁から北方向を望む。
犬山城天守外廻縁から北方向を望む。

たとえば大阪城なんかは目の前は鉄線の安全ネット。雰囲気ぶちこわしで、そこいらの展望台のなんら代わりありません。けれど犬山城だと、ほんとにお城の天守の最上階から眺めてるって感じがします。江戸時代を通して、お殿様が見てきた場所・高さ・建築物から、(時代は違うけど)全く同じ景色を見られるのはちょっと感慨に浸るものがあります。

2~3回ほどぐるぐると回った後、天守を降りて本丸へもどります。本丸門をくぐる前に天守をもう一度見上げると、少し前にすれ違った浴衣を着た女の子達が最上階の外回廊に。もうちょっとタイミングがよければ、粋な写真のシャッターチャンスだったかも。でもこの写真で、携帯カメラで撮影を頼まれた警備員のおじさん腰よりも、てすりの方が低いのがよくわかります。

犬山城天守外廻縁で写真撮影する人々
犬山城天守外廻縁で写真撮影する人々

本丸門をくぐると、始めに登ってきた道です。犬山城には別れを告げて、犬山市内へ向かいます。

犬山城を後に
犬山城を後に