年: 2013年

Jetpackプラグインの隠し機能(イースターエッグ)

WordPressプラグインのJetpackに隠し機能を見つけました。いわゆるイースター・エッグです。

Jetpackが有効化されていると一般設定の一番下に「雪」という項目が増えています。

20131208_jetpack-easter

オンにするとサイトに雪が降ります。マウスを左右に動かすと、雪も左右に動きます。

20131208_jetpack-easter3

はい。ただそれだけです。

時期限定でサイトに雪を降らすというのはWordPress.comで2007年に追加された機能です。それをJetpackに追加したものと思います。

雪なんか降らなくていい

「そんな隠し機能なんかいらんわ!」と言う方はJetpacks Melt Snowというプラグインがあるので活用してくださいw

プラグインといっても、中身はたったの2行。下記をfunctions.phpにコピペしても雪機能を無効にできるはず(未検証)。

add_filter( 'jetpack_is_holiday_snow_season', 'jetpacks_melt_snow' );
function jetpacks_melt_snow() {
    return false;
}

おしまい。

Pentax K-3、ひとまず実戦投入してみた

リコーイメージングの『Kマウント 最上位機種 一眼レフ「PENTAX K-3」発売前タッチ&トライ ブロガーミーティング』に参加し、モニターとしてお借りしているPENTAX K-3のレポートです。

イベントの翌日から山形へ旅行へ行ったのですが、お借りしたK-3を早速実戦投入。300枚くらい撮ってきました。出発する前に機能の再確認、設定項目の再確認と設定作業をする暇がなかったので、バタバタと出発し、旅行を楽しみながら機能をいじりました。

下記に載せた写真とFlickrにアップした写真は全てJPEG撮って出しです。あえてそうしてます。それから、持って行ったレンズは18-135mm、DA Limitedの23mm、35mm、70mm、そしてFA50mmです。

K3AM0080

その場での確認では高感度対応はK-5と同じくらいかなぁ、という印象。
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Pentax K-3発売前タッチ&トライブロガーミーティングへ行ってきた

「Pentax K-3発売前タッチ&トライブロガーミーティング」という、リコーイメージングのイベントに参加してきました。10月の体感&トークライブには行けなかったのでK-3を見る・触るのは今日(11月1日)が初めてでした。イベントの内容はリコーイメージングさんからのプレゼンとタッチ&トライ。当初は1時間ずつの予定だったそうですが、プレゼンが押しに押して「衝撃の30分押し」w

IMG_0018

  • やはり一番気になるK-3の改良点はAF性能。特に暗闇と動体。タッチ&トライでも聞いてみたけど、相当良くなっているよう。関連する設定項目が増えており、ベストな設定は探す必要があるかと思う。
  • リコーのGX、GXRから取り入れた機能がいくつかあったこと。マルチパターンオートAWB、インターバル合成、など。
  • 一眼レフカメラは他の工業製品と違って使用中に操作部が全く見えない。全く見えなくても使用できるようにデザインしなければダメ。もちろん見た目も大事。
  • K-3のデザインはK-7から細かなところで沢山変更点がある。しかし一見変わったように見えない。これが大事。
  • シャッターが軽く

イベントとしては、K-7とK-5のデザインを担当したデザイナーの浜村さんの話が聞けてとても良かったと思いました。あまり無いですよねぇ?デザイナーさんの話を聞けるのは。

IMG_0019

K-3本体とレンズキットをモニターとしてお借りできたので、実際にフィールドで撮った写真を後日アップしていきます。

以降、下記は当日メモしたプレゼンの内容と写真です。ほぼ取っ手だし&写真多めなので読みづらい、読んでも分からないかもしれませんが、記録用に載せておきます。

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iPhone 5cを買いました

K3AM0322px

Xperiaを手に入れて以来、3年7ヶ月間Androidのスマホを使ってきましたが10月27日にiPhone 5cへ機種変しました。キャリアも10年7ヶ月使ってきたドコモからソフトバンクへMNPでお引っ越し。

「ちょっと違うOSで遊んでみたいなぁ。iOSも7になって使いやすそうになったみたいだし。」って感じでiOSへ乗り換えました。とは言え、タイミング的には5cの「一括0円+キャッシュバック」が始まったのが決めてではあります。MNPで5c16GBの本体が0円。MNP申請手数料+新規契約手数料+ひとりでも割50の解約金はキャッシュバックの15,000円で相殺できる。

ちなみに今回は秋葉原にあるドスパラモバイル館で購入しましたが、待ち時間が小さく、キャンペーン金額条件も宣伝通りでキャッチはなく、説明も分かりやすく良かったです。

Androidに不満があるとか、使いづらいとか、そういうのではないのですが、マンネリ感でしょうか。

Blue

色はブルーをチョイス。事前にApple Storeで確認したところ一番発色が気に入ったので。黒カバーを付けるとタイガースカラーになれるイエローとも最後は迷ったんですが、やっぱりブルー。

Androidのショートカットの見た目がブラウザによって違う

iOS7のリリース時に勤め先のウェブサイトのFaviconも新しくしましたが、下記、Google Nexus(Android 4.2.2)のホーム画面にショートカットを置いた時の状態を確認した時のメモです

Screenshot_2013-09-20-10-51-10

ショートカットの作成に用いたブラウザによって見た目が随分と違います。拡大するとこんな感じ。

Screenshot_2013-09-20-10-51-10_2

4つとも同じURL、http://www.tuj.ac.jp/jp/index.html、をブックマークしたものですが、使用したブラウザが違います。左から:

  • Androidのデフォルトブラウザ(バージョン4.2.2-SC04DOMMD4)
  • Chrome(バージョン29.0.1547.72)
  • Firefox(バージョン24.0)
  • Opera Classic(バージョン12.1.5)

iOS7と表示のされ方が一番近いのはChrome。デフォルトブラウザは近いけれど角丸の大きさが違う。FirefoxとOperaは全然違いますね。キャプチャを撮ったときからバージョンアップされているはずなので、もしかしたら今は違うかもしれません。なお、Favicon自体は四角で、丸角ではありません。

僕は今はiPhone 5cを使っているのですが、Androidを使っている時から、ホーム画面にショートカットを置くことはありませんでした。なのでAndroidを4年近く使っておきながら、この時に確認するまで知らなかった…

2013年8月読了の本

8月に読了した本は1冊。もうちょい読んだはずなんだけど、なぜか記録はこれ1冊。でも良書でした。

くまモンの秘密 地方公務員集団が起こしたサプライズ (幻冬舎新書)
熊本県庁チームくまモン
幻冬舎 ( 2013-03-15 )
ISBN: 9784344982987

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インハウスでウェブマーケティングやソーシャルメディアに力を入れている方は必読かも。トップ(くまもんの場合県知事)の方自ら引っ張っていかないと。

2013年7月読了の本

7月に読了した本は9冊。内1冊はKindle本、1冊は漫画、1冊は雑誌。

ルフィの仲間力  『ONE PIECE』流、周りの人を味方に変える法
安田雪
アスコム ( 2011-09-20 )
ISBN: 9784776206934

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積読本を消化。作者の安田雪は社会学者なんですが、以前読んだ本がおもしろかったので。要するに著者買い。

鳥人計画 (角川文庫)
東野 圭吾
角川書店 ( 2003-08 )
ISBN: 9784043718016

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こちらも積読を消化。東野圭吾は好きな作家の一人。フーダニット、ワイダニット、ハウダニットの推理系作品が好きで、鳥人計画もそんな一冊。

こちらも積読w なかなかおもしろい。カメラ片手に散歩したいときはまた読み返すかと思う。3巻でないかな。

Mac Fan (マックファン) 2013年 07月号 [雑誌]
マイナビ ( 2013-05-29 )

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MacFan、時々買うようになりました。

再会 交代寄合伊那衆異聞 (講談社文庫)
佐伯 泰英
講談社 ( 2013-04-12 )
ISBN: 9784062775052

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シリーズ最新刊。

いちばん嫌な敵    妻は、くノ一 蛇之巻1 (角川文庫)
風野 真知雄
角川書店(角川グループパブリッシング) ( 2013-03-23 )
ISBN: 9784041007471

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今夏にNHKドラマとして妻はくノ一が放映されてましたが、あれの原作のスピンオフ作品。余談ですが、このシリーズはKindleだと少し安いですね。

虚像の道化師 ガリレオ 7
東野 圭吾
文藝春秋 ( 2012-08-10 )
ISBN: 9784163815701

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ガリレオの7巻。ガリレオシリーズは基本的に文庫版を待っているんだけど、ブックオフで見かけたので購入。やはり短編集はおもしろい。

GIANT KILLING(28) (モーニングKC)
ツジトモ
講談社 ( 2013-07-23 )
ISBN: 9784063872286

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気がつくとジャイキリも28巻!まだ1シーズンも終わってないw いつまで続くかなぁ。青のユニフォームで躍動する椿がカッコイイ。そしてライブ中継の映像をバックに記念写真を撮るコウタの気持ちはよく分かる。

スマホ&タブレット“二刀流”仕事術。
甲斐 祐樹
インプレスジャパン ( 2013-05-17 )

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最後はカイさんの本。年内くらいには7インチほしいなぁと思っているので、その時にまた読み返すかと。実はKindle本を買ったのはこれで2冊目。自分が読む本、特にシリーズ物がなかなかKidnelでは出版されないみたいなので…

WordFes Nagoya 2013で事例発表をしてきました。

先週の土曜日、8月31日に開催されたWordFes Nagoya 2013の活用事例発表会セッションにて登壇してきました。当日の発表者は4名で、僕はその3番目に「大学のウェブサイトをインハウスで構築・運営しています。その中でWordPressをを使っています。ノウハウを3つ紹介します。」というやたら長いタイトルで話してきました。

僕がウェブマスターとして、インハウスで携わっているのがテンプル大学ジャパンキャンパスのウェブサイトで、現在その中の4つのセクションでWordPressを使っています。その経験から3つの事柄を「ノウハウ」として紹介させてもらいました。

紹介したノウハウは次の3つです。

  • スターターテーマの選択
  • イベント機能をプラグインで実装
  • カスタム投稿タイプの名称
WordPressを採用した4つのセクションと、その利用概要。

WordPressを採用した4つのセクションと、その利用概要。

びったりな言葉が見つからず「ノウハウ」としましたが、もしかしたらお勧めプラグインやティップス、コードスニペットの紹介を期待させてしまったかもしれません。また、「みなさんスターターテーマはご存じですか」との問いかけに(少なくともその場では)ポジティブな反応が得られなかったので、初心者の方が多く、内容が難しすぎたのかもしれません。

ともかく、内容はどちらかというと制作工程の中での「設計」の部分に当たります。頭の片隅程度に置いておき、今後、役に立つ時があれば幸いです。

Ustream動画の録画がここに公開されています(3番目に登壇)が、最後の「カスタム投稿タイプの名称」は時間が足りなくなり省略したので、内容をここに少し書いておきます。

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WP-CLIをVagrant環境で使う

先日に引き続き、もう1つWP-CLIネタ。今回はWP-CLIをVagrantと組み合わせて使う方法です。

方法と言っても、インストールと設定はMAMP環境下よりも簡単。Vagrantを使ってセットアップしたWordPressが問題なく動く環境に、公式サイトに書いてある通りにインストールします。

$ curl https://raw.github.com/wp-cli/wp-cli.github.com/master/installer.sh | bash

そして.bash_profileにPATHを通すだけです。

# WP-CLI directory
export PATH=/home/vagrant/.wp-cli/bin:$PATH

1つだけつまずいたのは、インストールが終了し、WP-CLI files have been successfully installed.と表示されるにもかかわらず、きちんとインストールされなかったこと。表示されたコメントに下記が含まれていたので、gitをインストールして解決しました。

sh: git: コマンドが見つかりません

WP-CLI本体のインストールが終われば、次はwpコマンドでWordPressをダウンロードし、wp-config.phpの設定と、インストールを行うだけです。例えば下記のように進めていきます。(ディレクトリやDB情報、url等は適当に置き換えてください)

$ mkdir /vagrant/wp
$ cd /vagrant/wp
$ wp core download --local=jp
$ wp core config --dbname=vagrantwp --dbuser=root --dbpass=root
$ wp db create
$ wp core install --url=192.168.33.10/wp/ --title="WP-CLI on Vagrant test" --admin_name=admin [email protected] --admin_password=admin

これで、http://192.168.33.10/wp/にWordPressがインストール&セットアップされる。http://192.168.33.10/wp/へアクセスし、問題なくインストールがされていれば完了です。

ss_2013-08-23 0.19.33

Varying Vagrant Vagrantsを使う

ちなみに、VagrantでWordPressに最適な環境だけさくっと作ってしまいたいのであれば、Varying Vagrant Vagrantsを使うのが手っ取り早いかもしれません。MAMP/XAMPを使ったWordPress開発環境をリプレイスする目的で作られており、Ubuntuをベースに、WordPressを動かすためのphp、mysql、nginxの他、NodeJS、grunt-cli、WP-CLI、git、subversion等の便利なパッケージも既に組み込まれています。サーバーの設定は、米国の10up社が一般的な高トラフィックのWordPressサイト用にセットアップする設定に合わせているそうです。

※10up社はWordPress.comのVIPパートナーで、コアコミッターも何人か所属している会社です

Varying Vagrant Vagrantsのインストール

Githubのページのここに書かれている手順を沿っていけば問題ないはず。大まかには、git cloneして、vagrant upして、hostsファイルに1行追加して終わりです。

http://local.wordpress.dev/には最新の安定版が、http://local.wordpress-trunk.dev/には最新のtrunk版がインストールされています。更にhttp://build.wordpress-develop.dev/には最新のtrunk版とGruntを組み合わせたセットアップがされているなど、結構高度な仕様となってます。

詳しくは関連記事Wikiを参照。

2013-09-14追記:
より詳しくはをかもとさんが書かれた記事を参考にしてください!
Varying Vagrant Vagrants で WP 開発環境を手に入れる | dogmap.jp

WP-CLIをMAMP環境で使う

WP-CLIはコマンドラインからWordPressをコントロール(インストールしたり、アップデートしたり、設定を変更したり、など)するためのツールです。Taiさん(@tekapo)が分かりやすい記事を2つ書かれているので、まずはそちらを参照してくだい。

MAMP環境で使おうとするとエラーがでるのと、WP-CLIの方もバージョンアップされているので、その辺りを書いておきます。先日開催されたWordCamp San FranciscoでもWP-CLIのセッションがあったので、それも参考にしています。
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2013年6月の読了本

ノンプログラマのためのJavaScriptはじめの一歩 (WEB+DB PRESS plus)
外村 和仁
技術評論社 ( 2012-11-07 )
ISBN: 9784774153766

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JavaScriptのみでなく、これからプログラミングを学びたい人におすすめ。

信長の城 (岩波新書)
千田 嘉博
岩波書店 ( 2013-01-23 )
ISBN: 9784004314066

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とても興味深い。この本を読んだおかげで先日行った浜松城と掛川城の見方も変わった。

知の逆転 (NHK出版新書 395)
ジャレド・ダイアモンド, ノーム・チョムスキー, オリバー・サックス, マービン・ミンスキー, トム・レイトン, ジェームズ・ワトソン
NHK出版 ( 2012-12-06 )
ISBN: 9784140883952

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一番印象に残ったのは人型ロボットばかり作っても、震災のように、本当にロボットが活躍できたかもしれない現場では使い物にならなかった話。ミンスキーだったかな。あとアカマイ。社名だけは聞いたことがあったけど、すごいですね。

真夏の方程式 (文春文庫)
東野 圭吾
文藝春秋 ( 2013-05-10 )
ISBN: 9784167110154

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ガリレオの文庫の最新。映画始まる前に読みたかったので。科学のおもしろさと、社会の中での役割を「夏休み+ガリレオ」で伝えようとしたのかなと思った。真夏の方程式、おもしろいですよ。でもガリレオのベストではない。

徒然ノ冬-居眠り磐音江戸双紙(43) (双葉文庫)
佐伯 泰英
双葉社 ( 2013-06-13 )
ISBN: 9784575666168

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磐音の最新刊。霧子回復するかで一冊おしまい。

2013年5月の読了本

2013年5月の読了本は3冊。

Professional WordPress: Design and Development
Brad Williams, David Damstra, Hal Stern
Wrox ( 2012-12-17 )

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WordPressをカスタマイズする人が、中級レベルに、もしくは中級からステップアップしたい人の為の本。他の書籍はCodexも踏み入れない項目についても書かれている。プラグインのセクションを除き、コードはそんなに多くない。実践本ではなくテキストブック。イチオシ。初版がとても評判が良く、去年末に改訂版が出た。ちなみに買ったのはKindle版のほう。紙だと450ページくらいある本なので、読むのにずいぶんと掛かってしまった。さすがにこのページ数だと読了後に参考書として見返すことが難しいので、紙版も購入しようか思ってる。

GIANT KILLING(27) (モーニング KC)
ツジトモ
講談社 ( 2013-04-23 )
ISBN: 9784063872064

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ジャイキリの最新刊。千葉との試合が終わり、スカルズとの話に。サッカーに興味ある人は読むべし。それ以上の説明はいらない。

本当は強い阪神タイガース: 戦力・戦略データ徹底分析 (ちくま新書)
鳥越 規央
筑摩書房 ( 2013-04-08 )
ISBN: 9784480067159

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書店でなにげに目に入り購入。そういう出会いが本屋さんは楽しい。セイバーメトリックスの専門家が、頼まれて阪神関連の本を書いたらしい。過去最強のバッターは?とか、過去や現在のチーム投手力・打者力、成功・不成功のトレードなど、データ満載。川藤は確かに良い代打だったという数字も。しかしそれら以上に、最後の章で100ページくらい使って前球団社長の野崎さんとの対談がとても興味深い。おもしろい。プロ野球界再編や、他球団の話などもでてくる。

※2009年ごろは読了本を記事に書いていたんだけれど、最近は全く・・・でもまた書いていくことにしました。

WordPressのカスタム投稿タイプに専用の権限を設定してユーザーにアサインする

カスタム投稿タイプを設定すると、そのcapability_typeはデフォルトではpostになります。なので、例えば特定のユーザが属しているroleから、edit_postのcapabilityを削除すると、そのユーザーは投稿もカスタム投稿タイプも編集できなくなります。もう1つ、デフォルトで設定できるcabapility_typeにpageがあるのですが、こちらも固定ページのcapabilityを削除すると同様の結果になります。

そこで、カスタム投稿タイプにその投稿タイプ専用のcapabilityを設定すれば、他からは独立した権限設定が可能になります。

まずregister_post_type()の$argsにcapability_typeとmap_meta_capを追加。

function register_custom_post_types() {

    // set up the arguments
    $speakers_args = array(
        'labels' => array( ~省略~ ),
        'public' => true,
        'supports' => array( 'title', 'editor', 'thumbnail' ),
        'has_archive' => true,
        'rewrite' => array( 'slug' => 'speaker' ),
        // add capability for Speaker
        'capability_type' => array( 'speaker', 'speakers'),
        'map_meta_cap'=> true
    );
    // register this post type
    register_post_type( 'speakers', $speakers_args );

}
add_action( 'init', 'register_custom_post_types' );

これでcapabilityの設定が追加されることになるが、このままではどこのRoleにもアサインされていない状態なので、administratorにアサインする。

function tujicas_roles_set() {

    global $wp_roles;
    $role = get_role( 'administrator' );
    if ( $role ) {
        $role->add_cap( 'edit_speaker' );
        $role->add_cap( 'read_speaker' );
        $role->add_cap( 'delete_speaker' );
        $role->add_cap( 'delete_speakers');
        $role->add_cap( 'edit_speakers' );
        $role->add_cap( 'edit_others_speakers' );
        $role->add_cap( 'delete_others_speakers' );
        $role->add_cap( 'publish_speakers' );
        $role->add_cap( 'edit_published_speakers' );
        $role->add_cap( 'delete_published_speakers' );
        $role->add_cap( 'delete_private_speakers' );
        $role->add_cap( 'edit_private_speakers' );
        $role->add_cap( 'read_private_speakers' );
    }
}
add_action( 'init', 'tujicas_roles_set' );

$role->add_capに指定する項目は必要に応じて。各roleへのcapabilityの細かな設定は、上記のコードに追記してもよいですが、僕はMembersプラグインを入れて管理してます。

このトピックはあまり詳細に文書化されておらず、ググっても2~3年前の記事しかでてきません。ということで、メモ程度に記事にしてみました。

WordPress 3.6について話してきた

先週末、WordPress MeetupにてWordPress 3.6について(英語で)話してきました。今回のアップデートはマーク・ジェクィース(Mark Jaquith)3.6の開発前に提案していた通り、コンテンツ編集機能の強化にフォーカスされています。

20130519_wmt.007

WordPressの利用目的に関係無く、コンテンツの編集は必ず使う機能なので、デベロッパーにとっても、ユーザー/ブロガーにとっても興味深いアップデートではないでしょうか。

20130519_wmt.008

今回のアップデートは主に7つに絞ることができますが、このうち4つがコンテンツ編集関連です*。4つとも新しい機能ではなく、既存の機能をより使いやすくしたアップデートです。Betaで使ってみましたが、この中でPost Lockingが最も即効性高く便利さを感じられる機能だと思いました。
*但し、Editorial Flowは3.6からは外れました。

2013-05-30追記:投稿フォーマットUIの変更は、3.6のコアからは取り出し、まずはプラグインという形で開発が進められいくことに。ちょうどMP6のような進め方です。

20130519_wmt.012

テーマを作成する方は、投稿フォーマットUIの変更に伴い、theme_support()の書き方や、the_post_format_imgae()the_remaining_content()等の新しいテンプレートタグも導入されているので要確認。投稿フォーマット使ってないよ、と言う方も一度チェックしておくといいかも。この辺のことは今のところwptuts+の記事が一番詳しいです。

20130519_wmt.016

新しいデフォルトテーマのTwentyTwelveは、デザインが個人的に好みでないのですが、:before:afterがガンガン使われていたり、calchyphensが使われていたり、background-colorがrgbだったり、レティナ対応してたりと、CSSのコードの方をむしろじっくり読みたい感じです。

WordPressはWeb Operating System

少し前になりますが、The DradCastのエピソード007にマット・マレンウェッグが出演してました(Episode 007: WordPress OS)。その中で「10年後にWordPressはどうなっているだろうか?そもそも存在するだろうか?」という質問に対してディスカッションがあり、この中でマットがこういう興味深いことを言ってます。

When you think about it, we’re kind of building a web operating system. We are building something that other people can build of.

よく考えてみれば、僕たちはウェブ・オペレーティング・システム(OS)を構築してるみたいなもんだよ。他の人たちが何かを作る際の土台になれる物を作っているんだ。

WordPressがアプリエンジンとして使われ始めているのは去年前半の話題でしたね。行きつく先はウェブOSなんでしょうか。ビジョンとしては興味深いことを話してました。(正しいのか?/進むべき道なのか?というのはまた別の話)

他にディスカッションされていたトピックは大体こんな感じ(ほぼ時系列)。

  • WordPress.orgにプレミアムプラグインが無い件
  • テーマの為に金を払うのと、プラグインの為の金を払うのはバリューが違う?
  • WordPress.orgサイトはどあるべきか
  • WordPress.orgに要望・アイデアを述べたい時にどうしたらよいか
  • (他のCMSと比較して)WordPressの強みの1つは後方互換
  • WordPress、10年後は?
  • WordPressを汎用ではなく、目的別に分けていくべきかどうか
  • プラグマティックに
  • モバイルアプリ
  • WordPress.comのReader。(フォロー機能。参考:「RSSの次」の可能性をWordPressが見せてくれたかもしれない – カイ士伝
  • 100% GPL
  • WordPressとビジネス
  • WordCamp San Diegoの2nd day – 将来のWordCampにはビジネストラックも?
  • 専門分野化したWordCamp?
  • マットが先日うっかり漏らしてしまった(?)今開発をしている高速化の技術。キャッシュを活用してもオーバーヘッドは発生するので、どうのこうの…(1:02:00あたり)
  • WordCamp SF

動画はDradcastのサイトにもありますが、こちらにも貼り付けておきます。10年後のWordPress~、は42:20あたり。全体的におもしろかったので、興味のある方は是非。

http://youtu.be/jkWiygLIkQI

WordPress Codex 日本語版の「テーマの作成」の訳を3年ぶりに最新版に更新しました

WordPress Codex日本語版テーマの作成ページの訳を、最新版に更新しました。最後に最新版に更新されたのはNaoさんによる2010年6月なので、約3年ぶりです。

情報量は約2倍

2010年6月と言うと、ちょうどWordPress 3.0がリリースされた頃。テーマ作成に関する全体的な流れに大きな変更はありませんが、細部に変更が多くありました。削除された箇所、更新もしくは言い回しに変更があった箇所はもちろんですが、何よりも追加分が多かったです。得にテーマテンプレートファイルのセクションがガッツリ追加されてます。更新前と比較して、ページの長さは2倍くらいかな。

もちろんコードも更新されてます。

テーマの作成からコードだけコピペして使ってた方もチェックしておいてください。変更されてます。たとえば、「WordPressの公式テンプレート階層チャートで命名規則をチェック | バニデザノート」という記事に書かれている、「テーマの作成」の「クエリベースのテンプレート」に書かれているという下記のコードですが…

if (is_category(9)) {
   include(TEMPLATEPATH . '/single2.php');
} else {
   include(TEMPLATEPATH . '/single1.php');
}

現在はこうなってます。

if ( is_category( '9' ) ) {
    get_template_part( 'single2' );
} else {
    get_template_part( 'single1' );
}

get_template_part()

include()get_template_part()も、一見同じこと(ファイルをインクルード)をしているので、動けばどちらでも良いと思われるかもしれません。ですが、get_template_part() は、SSLの判定や、ファイルが存在しない場合の処理など、裏側で幾つか重要な処理を追加で行っています。加えて、$name引数を使って、親テーマ化も視野に入れた柔軟なカスタマイズが可能なコーディングも最近では当たり前のようにあります。デフォルトテーマもそう。

詳しくは下記参照。

まだまだあります

そういえば、最終更新が3.0リリース直後でしたが、3.0から実装されたget_template_part()タグや、マルチサイト機能実装に伴うユーザー権限周りの変更など、3.0からの変更点もCodex日本語版には反映されてませんでした。たぶん、英語版もまだ更新されてなかったからでしょう。

と言うわけで、3.0以降の変更にようやく対応。同様に、3.0頃から翻訳の更新が滞っているページもたくさんあるので、WordPressに貢献してみたい方は是非!
人気あるけど更新が滞っているのとか、どうですか?

My Instagramatic Golden Week 2013 part 2

Looking back at my Golden Week 2013 with my Instagram, part two of two 🙂

My Instagramatic Golden Week 2013 part 1

Looking back at first half of the Golden Week 2013 from my Instagram 🙂

Posts 2 Posts プラグインを翻訳しました

今日(4月13日)行われた翻訳もくもく会@Co-Edoへ行ってきました。この会に参加したのはこれで2回目。

今回はPosts 2 Postsプラグインを翻訳しました。作者へも送るつもりですが、ひとまず.poと.moファイルはgithubにアップしてます作者へpull requestし、マージされました

あとは、3年近く更新されておらず(最終更新日:2010年7月31日)気になっていたCodexのテーマの作成ページの更新に手を付け始めました。こちらは英語の最新版が結構長文になっているのでもう少し時間がかかりそうです1ヶ月かかりましたが、更新完了

翻訳もくもく会?って方は直子さんの記事を参照してください。
翻訳もくもく会 @ Co-Edo(コエド)でいろいろ翻訳しました – ja.naoko.cc

カスタム投稿タイプのFAQページを作りながら、WP_Query、rewind_posts、query_posts、pre_get_postsの表示パフォーマンスを比較してみた

サイトのFAQ一覧を1ページで表示する場合、ページ内リンク付きのQuestionsリストをページ上部に、各QuestionsとそのAnswerをその下に表示するやり方がありますよね。ちょうど下図のキャプチャのような感じです。

ページ上部にQuestionsのリスト。その下にQ+Aの一覧。(仕事で携わっているサイトのページから)

ページ上部にQuestionsのリスト。その下にQ+Aの一覧。
仕事で携わっているサイトのページから

WordPressで構築したサイトにおいてFAQを機能として実装するとなると、カスタム投稿タイプを使うやり方がまず考えられます。タイトル欄にQuestionを、本文欄にそのAnswerを入力。そうすると、カスタム投稿タイプのアーカイブ表示を利用するだけでQuestions + Answerの一覧部分を表示することができます。

ではページの冒頭に表示する、ページ内リンク付きQuestionリストはどのように表示すればよいか?

やり方は幾つかありますが、今回はWP_Query()rewind_posts()query_posts()pre_get_postsを使い、下記の3つの値で表示パフォーマンスを比較してみました。

  • DBへの総クエリー数
  • DBへのクエリー所有時間の総和
  • 処理速度の総和

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